お客様インタビュー
キャンドル作家sayuri様
好きなものに囲まれたアトリエで、
テンションがあがります。
制作に没頭できるアトリエがほしくて。
仕事をずっと続けていこうと考えていたので、キャンドル制作をするためのアトリエを持とうと決意したのが、家を建てたきっかけです。
家といっても、あくまでもアトリエと店舗用スペースがメインで、ここでは生活していないんですけれど。2階のアトリエ横に、小さな仮眠スペースとシャワールームはつくりました。作品づくりに没頭して泊まり込むことを考えて。
隣が実家なんですが、3部屋をアトリエにしていました。キャンドルづくりって、材料の置き場、作業スペース、「ろう」を冷ます場所と、かなりスペースを必要とするんです。あと、廊下などにどうしても「ろう」がついてしまって、すべるんですね。家族からは不評で。忙しくて、実はまだ引っ越しが終わっていませんが、仕事場を早くこちらに完全に移したいですね。
ヨーロッパのアパートのようなアトリエにしたかったのです。
アンティークが好きで、ヨーロッパのアパートみたいなアトリエにしたいと思っていたんです。もともと知り合いだった森山さんに相談して、そのままインターデコに決めました。森山さんのデザインは私の好みにぴったりなので、信頼していましたね。窓枠は黒がいいなど、好みとイメージを伝えただけで、あとは全てお任せでした。
最優先したのは、キャンドルづくりがしやすことです。
制作がしやすいスペースにする、というのを第一条件にしました。だから、動線はしっかり考えましたね。荷物用リフトを設置したのも、「ろう」の塊は30kgくらいあって重いので、1階から2階のアトリエに運び込む労力を減らすためです。材料の収納棚も、ぴったり収まるように造ってもらいました。
こだわりといえば、まず、1階の店舗部分の扉ですね。既製品ではなく、ここに合うサイズでつくって塗装しているんですよ。希望を伝えておまかせだったのですが、私の好みどおりのものができあがってきましたね。それから、1階の床。一般的な家よりも5センチ低いので、天井が高く感じますね。コンクリートにビアスらしさが出ていると思います。わざと表面を粗くしてニュアンスを出すのはどうかと提案していただいたのですが、気に入っています。職人さんは、きれいにツルツルに仕上げるのに慣れているから、こんなに汚くていいの?と心配していましたけど(笑)。あとは、古材もこだわりですね。階段と2階の梁、床に使っています。この古材の質感がいいでしょう? 好みとヨーロッパのアパートという希望にぴったり。古材を使うというのは、社長の青島さんの提案です。天井に画鋲を刺せるようにしたり、シャワールームをガラス張りにしたりも、社長のアイデアですね。
店舗オープン、キャンドルづくり教室、カフェ…
この家をつかって、やりたいことはいっぱいです。
今後はキャンドルと雑貨のお店をやりたいですね。作品は委託販売していて、半年に一度だけ8日間限定のお店を開いています。この近くの倉庫を借りていましたが、去年(2014年)のクリスマスに初めて店舗スペースで開催しました。倉庫とはまた違って、ライティングなど勉強になりましたね。定期的に開催していきたいなと思っています。それから、カフェやキャンドルづくり教室もいずれやりたいと思って、そのように設計していただきました。家は2013年12月に完成したものの、中はまだまだこれからですね。少しずつ夢を実現させていきたいです。