不動産屋のおもしろ話 第二話
週の初めの月曜日、休み明けで憂鬱になっている方はいませんか?
ビアスワークスの皆はお休みまであとちょっと、頑張っていきましょう!
水曜日はお天気悪そうですが。
暖かくなったら釣り部 「Beus Anglers」始動するので準備しててね、キャプテン。
さて、不動産屋のおもしろ話第二話。今回は地球規模の不動産話です。
【 地球と人 】
スーパーのお魚、高くなったと思いません?
「森は海の恋人」とはよく言ったもので、これは森から川に流れ出るミネラルや鉄分といった栄養素が海に入り、海の生態系が豊かになる事から来ている。
しかしここ10年程、漁師町である私の地元では大変な変化が起きている。
かつて天皇陛下に献上した「尾札部白口浜天然昆布」。昆布の街と呼ばれ、繁栄を誇った街の特産物、天然昆布が今やほぼ壊滅状態だという。
原因は乱獲や温暖化による水温上昇であると騒がれているが、開発により山に大きなバイパス道路を造った事も大きく影響している。森を傷つけ、恋人である海の幸が薄くなってしまったのである。薄幸の少女どころではない、このままでは美人薄命となってしまう。
仕事から帰り、自宅で海の幸を肴に一杯やりながら国境問題のニュースを見ていたら、地球をミリ単位で線引きしている違和感を感じ、それを生業にしている自分の仕事について改めて考えた。
人は海まで山分けにし、不動産屋は土地を買いその土地を担保にまた土地を買って売る。そんな事がビジネスモデルと呼ばれ(古い)、動かない山が、土地が、建物が、苔もむさずに転がり続けている。
まあ、最近は転がることもできずに苔むしている物もあるようで、それがまた新しいビジネスモデルの対象となっているとか。
地球規模で見ると人が住むこと自体が不自然となってしまった今、恐竜のように淘汰されることなく生き残るにはどうすればいいのだろう。
先進国は自然環境を犠牲にして今の繁栄を手に入れ、そのツケを後進国に押し付けるのが理不尽なのもよくわかるけど、やせ細ったシロクマのニュースはもう見たくないのですよ。
森、海、人。みんな仲良くしましょう。
しかし!
実は折り合いがつかなくても、技術の進歩で更に新しい不動産ビジネスが活路を見いだし、道は既にできているという。
「月の土地、好評分譲中!」
・・・海の幸はやはり無理か。