注文住宅で家を建てる際の費用削減の6つのコツ
以前の記事で
という住宅を建てる際の費用についてお伝えしました。この費用というのは実際にかかってくるものなので極端に削減することは難しいのが正直なところです。
しかし、夢のマイホームを考えていく中で優先順位をつけながら、費用を削減していくことも必要です。
そもそも自分たちは何のために家を建てようとしているのか。なぜ家を建てようと思ったのか。という部分に立ち返ることも大事です。
そこで、今回は6つの費用削減のコツをお伝えします。
土地を選ぶときはここをチェック
良い土地が見つかって建物をプランニングしたが、契約寸前で家を建てるはずだった土地に上水道の引き込みがない。下水道がないので浄化槽を設けなければいけない。ということが稀にあります。
通常、良さそうな土地が見つかったら「接道や設備がどうなっているのか」ということよりも「価格や土地の広さ」に目がいってしまいます。実際は、価格や土地の広さ、方角などが気に入れば次は接道や設備といったライフラインなどがどうなっているかを確認します。
ライフラインをチェックするための3つのポイントをご紹介します。
①上水道が引き込まれているかと口径をチェック
その土地に上水道が引き込まれているかの有無については敷地内に水道のメーターボックスや引込位置の目印である杭があるかどうかで判断ができます。
もし、上水道が敷地内に引き込まれていなかった場合、道路の本管から新たに敷地内に引き込みをする場合は少なくとも50万円以上の工事費がかかってしまいます。
また、引込管の口径も確認できると良いですね。メーターボックスの蓋を開けると「25mm」といった数字が書かれています。口径はまちまちで13mm/20mm/25mmの3種類が多く、古い住宅地ではだいたい13mmで蛇口5箇所程度までしか対応ができません。最近の戸建て住宅では明らかに不足してしまいますね。
②「最終枡」の位置と処理方式がポイント
排水には、トイレからの汚水やキッチンや浴室からの雑排水、雨樋からの雨水などがあります。このような排水は「最終枡」と呼ばれている箱に集まり、敷地の外へ流れていきます。
最終枡に集めた排水の処理には大きく分けて2つの処理方法があります。1つは道路に設置された下水道に直接放流する。もう1つは下水道がない場合、敷地内に浄化槽を設けます。汚水と雑排水を一緒に処理する合併浄化槽では1家族4名として約100万円の費用がかかってきます。
③電柱は移設できる
電柱や電線が敷地の近くにあったり、接道面にあるため車の出し入れが困難になってしまう場合は電力会社に連絡すると、邪魔な電柱は移設してくれます。敷地の外で近い範囲であれば、10万円〜20万円程度の費用が発生します。
このように、物件情報に掲載している金額以外にも費用がかかるケースが幾つかありますので、事前に担当者にわからないことは聞いておくと良いでしょう。
間取りを考える時はここをチェック
注文住宅を考えていくときは、家族構成やライフスタイルなどを反映させてその家族に合ったプランを0から考えてつくります。その際は「間取り>費用」となることが多いです。
もちろん、費用を抑えながら最適な間取りを提供しようと住宅会社も考えるのですが、間取りに制限が出てしまうことも少なくありません。
その点、よく考えられているのが「規格住宅」と呼ばれるスタイルです。多くの住宅会社で採用されている規格住宅というスタイルですが、費用をできるだけ抑えた中でお客様が住みやすいプランを元々用意してあり、その中から選んでいくというもの。
規格プランのなかで費用を抑えたおすすめポイントをご紹介します。
④まとまりのあるプラン
1階と2階の壁が揃っていることで耐震性が確保できたり、基礎部分や構造材といった家の土台となる部分に余計な費用をかけずに済む。また水廻り部分がまとまっていること、窓の数や大きさなどをまとめることで、イニシャルコトストだけではなく、住んでからのランニングコストも抑えることができます。
⑤ちょうどいい大きさを選ぶ
近所の家や両親、親戚、友達の家が大きいから自分の家も大きくする。というような方は少なくなりましたが、15年ほど前までは40坪前後の住宅が主流でした。現在では30坪前後の住宅を選ばれる方が多いです。
当然、建築する家が大きくなれば費用も高くなりますし、小さくなれば費用も下がります。それだけではなく、家が大きくなれば、ランニングコスト(光熱費)も高くなります。
家を建てる際には、ランニングコストまでしっかりと見通して購入してください。
⑥コーディネート次第で素敵になる
土地も建物も決まったら次はコーディネートです。床は全室無垢材のフローリング。キッチンはテレビCMで見た有名メーカーの最新機種。造作のテレビボードやカウンター・・・
恐らくこのようにあれもこれも詰め込んでいくとあっという間に予算オーバーになってしまいます。そうならないためにも、優先順位をつけていかなければいけません。
そのために、よりカッコよく・より素敵に仕上げてくれるコーディネーターがいます。配色をアドバイスしてくれるだけではなく、素材のことや価格のことも教えてくれます。
無垢材のフローリングはリビングダイニングだけ。キッチンは最新機種じゃないけど使い勝手の良いもの、且つ、フローリングの色と合った面材など、家と家族に合ったコーディネートをしてくれます。
このように間取りを決めていく中にもコストを抑えるコツがいくつもありますので、実際の打合せなどでは予め決めた予算をオーバーしないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。家づくりを考える上で土地選びから間取りを決定していく中で、費用を削減(コストを抑える)ポイントやコツがたくさんあります。
土地を選ぶ際は物件情報の価格や広さだけではなく、上下水道や電気などのライフラインも気にしなければいけません。この部分は土地だけを斡旋してくれる不動産会社ではなく、実際に家を建てようと思っている住宅会社の担当者に聞くのが良いでしょう。
その土地に建てる建物のコストとのバランスが一番重要になってきますので、土地と建物のどちらに費用のウェイトをもたせるかということは住宅会社の担当者が一番相談にのってくれます。
費用を出来る限り抑えながら建物を検討していくのであれば、プロが厳選した間取りから選ぶ規格住宅スタイルが良いでしょう。たくさんの家を設計してきたプロだからわかるまとまりのあるプランが予め用意してあるのであれば、ラッキーかもしれません。
土地と建物を同時に相談したい場合は、家づくりセミナーに参加してみてください。土地選びのコツや間取り選びのポイントをお客様一人ひとりに合わせてご説明させていただきます。
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