マイホームを購入する前に知っておくべき契約のこと
マイホームを計画している方にとって、契約後に後悔だけはしたくないですよね。例えば、「キッチンやユニットバスなどの設備機器において、お引き渡し後に新商品が発売された」というようなことであれば諦めはつくとおもいます。10年前、20年前に新築をされている方であれば、あのときはなかったけど今はこんなものもある。ということはあると思います。
しかし、なんであれを言ってくれなかったんだろう。もっとこうしておけばよかった。もっとこんなこと聞いておけばよかった。と、お引き渡し後にすぐ後悔してしまうことがないようにしたいですよね。
インターネット検索で「住宅 契約 後悔」と検索すると約6,480,000件の記事が検索結果として出てきます。すべてが後悔をした人の事例ではありませんが、後悔をしてしまっている人がいるのは事実です。
このような後悔をしないためには、契約前・購入前に知っておくべきことをきちんと知っておくことが重要です。今回はマイホームを購入する前に知っておくべき契約のことをお伝えします。
申し込みから契約、引き渡しに至る一般的な流れについて重要なポイント
マイホームを計画し始めたばかりの頃は、何をどう進めてよいのかわからないですよね。家ってどうやって契約してどうやったら自分の家になるのか。
とにかく、住宅ローンって怖いな。とか、どうやって土地を探したら良いのかな。という不安が先行するのではないかと思います。
家づくりの一般的な流れはこちらの画像のような流れです。
工務店に建築の依頼をしてから完成するまで最低でも6ヶ月程度かかります。土地探しや工務店選びを入れると家づくりには平均1年かかると言われています。
家づくりの流れの中で一番重要なのが、どの工務店でマイホームを建築するかという点です。マイホームは引渡をして終わりではありません。
「住宅ローンを支払い続けている35年間は最低でもアフターメンテナンスなどを含めてお付き合いできる工務店であるか」ということを見定めなければいけません。
マイホームを購入した後で、家の不具合やメンテナンスをしてほしい箇所が発生したときに、連絡しずらくなってしまったり、倒産してしまっていたら頼る所がないですよね。
なので、自分たちがどのくらいの予算でどのようなマイホームを検討しているかをしっかりと理解してくれて、理想以上の提案をしてくれるような工務店と出会えるとその後のお付き合いもしっかりとできますので選択してよいかと思います。
次に重要なのが、自分たちの理想をどの程度理解して提案してくれるかという点です。以前の記事で、「フルオーダー型」「セミオーダー型」の注文住宅があるということをお伝えしています。
「フルオーダー型注文住宅」「セミオーダー型注文住宅」に関わらず、「自分たちのマイホームの夢をどれだけ理解してくれるか」「自分たちの理想をどれだけ叶えてくれそうか」ということを重要なポイントとして抑えておくことをおすすめします。
注意、確認すべきポイント
マイホームを検討している中で、土地のことやお金のこと・プラン(間取り)のことなどの打ち合わせが進んでいき、いざ契約をしたあとで、やっぱりこの工務店ではなく別な工務店で契約したいと思う方もいらっしゃるようです。
契約後の解約となると、違約金が発生するケースがほとんどです。ではなぜ違約金が発生するのかをお伝えします。
・新築工事を始めるにあたって既に工務店が材料を発注している場合。
・工務店が下請け会社などと工事契約を交わしている場合。
上記のような場合は既に工務店側も費用が発生しているため、その分を支払わなければいけないケースがほとんどです。
さらに、下請け会社などに作業を依頼して既に何らかの作業が始まっていたり、終わっている場合なども費用が発生しているため、その分を支払わなければいけません。
このように、請負契約が成立してからは工程がどんどん進んでいきますので、頭金などを一部先に支払っている場合などは全額戻ってくるケースは少ないです。
このような条件などについては、請負契約時の契約約款に記載されていますので、一度説明はありますが小さな文字ですがしっかりと読んで契約を進めることがポイントです。
明らかに、工務店側に落ち度があって契約を破棄しなければいけないようなことがあり、それを証明することが可能であれば、ほぼ満額で戻ってくるというケースもありますので、契約書との相違点などを弁護士に相談してみてください。
事前に準備しておくこと
マイホームを購入する前に準備しておくこともあります。まずは、自分たちが家づくりを依頼しようとしている会社がアフターメンテナンスをしっかりとしてくれるかどうか確認することです。
アフターメンテナンスについては、定期的に訪問してくれる会社や不具合があったときに連絡をしたらすぐに飛んできてくれる会社など、工務店によってアフターメンテナンスの方法は様々です。
お引き渡し後に建築した工務店がアフターメンテナンスをしっかりしてくれないのであれば、デザインなどが気に入っていても別な会社にすることをおすすめします。
また、お打ち合わせの段階から打ち合わせ議事録を作成し双方の意見をまとめておくことなども重要です。前述もしていますが、電話や口頭のみでの依頼は極力減らすべきです。
会ってお話ができない場合などは、メールなどで担当営業へ連絡をするなどして、しっかりと文書で依頼内容を残しておくという必要があります。
現在はメールの他にLINEなどを使って担当営業とお客様がコミュニケーションをとる工務店もあります。しっかりとした営業担当であれば、メールなどもしっかりと印刷して保管したりもしています。
また、文書で残っていることで、営業マンから設計や現場のスタッフにも漏れがなく情報共有をすることが可能になりますので、お客様側も文書で残るように依頼をして進めるように心がけてください。
まとめ
今回は、マイホームを購入する前に知っておくべき契約のことをお伝えしてきました。マイホームを購入するのにまずは後悔しないように家づくりの流れなどを知ることが大切です。
また、ささいなトラブルから大きなトラブルへとなってしまい万が一契約後に契約を解除したいなと思っても違約金などが発生するケースがほとんどであるという点は覚えておいてください。
トラブルにならないためにも、家づくりの流れの中で工務店側とお客様側との意見をしっかり合致させ「言った・言わない」というようなトラブルにならないことが一番です。
ちょっとの不安・不満もできる限り担当の営業マンに納得するまで聞いてみてください。また、トラブルは口頭でのやりとりで行われたことがきっかけのケースが多いですので文書にしっかりと残すということをするなど工夫が必要です。
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不安が残ったままマイホーム計画を進めていくのは嫌ですよね。しっかりと自分たちが納得したマイホーム計画を進められるようにぜひ家づくりセミナーにもご参加いただければと思います。
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